セラミックインレーによる修復
インレーの中でもセラミックを使用したものが近年登場しています。
セラミックとは、日本が生み出した物質であり、陶器にも使用されている非常に硬度のある物質です。
色も白色であり、極めて元の色に似せることが可能となります。
セラミックインレーも、メタリックインレーと同様に、型取りして一旦CRで埋めた後、完成を待ちます。
ただ、メタリックよりも比較的時間がかかるといえるでしょう。
また、どちらかというと陶器を連想してもらえばわかりますが、金属よりヒビが入りやすい傾向があります。
しかし、近年の技術はすごいもので、強度を誇りつつ、しなやかなものが登場しており、歯の摩擦により、磨り減ってよりフィットする形を維持できるものが登場しています。
最大の難点は、やはりその値段でしょう。
このセラミックインレーは、保険が利きません。
つまり、自由診療ということですね。
ですから、各歯科医院が値段を勝手に決めているのです。
安いところでも2万から10万ほどはする代物となり、非常に高価であるといえます。
また、万が一ヒビが入った際も障害保障などはないため、考えどころといえるでしょう。