フッ素コートによる予防

虫歯治療の先進国であるフィンランドを参考にして近年、予防医学的な観点での治療が注目を浴びています。

中でも、メジャーとなりつつあるのが、フッ素コートと呼ばれるものです。

歯の物質を虫歯になりにくいものに代える

フッ素コートとは、フッ化ナトリウムと呼ばれる物質を歯の表面、全歯に塗布することで、歯の表面のエナメル質の状態をフッ素との化合物にしてしまうものです。

こうすることで比較的、う蝕の原因となる酸に抵抗力の有る物質となり、虫歯を未然に防げるというわけです。

一度行うと、半永久的に効果が持続しますが、もちろん通常通りメンテナンスを行う必要があります。

意外と昔からあったが、メジャーとなったのは最近

フッ素コートによる予防は、実は昔から意外と行われています。

しかし、近年の薬剤の発達と共に、実施機関が大幅に増えたことが、この治療をメジャーにしました。

日本でも、最近の若い子は虫歯がほとんどないといいますが、こうしたフッ素コートによる予防が日常的になるにつれ、虫歯が減ってきた側面もあるのです。

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