エムドゲインは塗り薬、欠損部に塗布する

一昔前までは、一度下がってしまった歯茎は絶対に元には戻らない、といわれていました。

しかし、近年医療技術の進歩により、これを修復できるようになってきています。

エムドゲインとは、部分的な歯茎の欠損に対して、歯茎の再生を促す薬を塗布することで、その部分の再生を促すものです。

スウェーデンによって開発された新しい治療法です。

塗布するには直接切開が必要

主に歯槽骨が溶け形状が変化してしまった歯茎の再生も可能です。

歯茎と歯槽骨、そして歯を支え、圧力を完治する歯根膜と呼ばれる構造を再生します。

その場合、一般的には、欠損した歯槽骨部分を切開し、直接その分量を患部に塗布することで、内側から再生を促す形となります。

先述したフラップ法と類似した技術を使用して、一部フラップにより切開、エムドゲインを塗布して閉じます。

おおよそ、1ヶ月から2ヶ月弱で組織が再生し、欠損した歯茎が再び得られるといわれています。

日本での臨床例がまだ少なく高額

エムドゲインは、一般的には豚から採取した再生蛋白によって、その効果を発揮しています。

日本でもまだ開始されたばかりなので、臨床例は多いとはいえませんが、目に見える形で効果が出るのは確かです。

もちろん、保険適用外の治療であり、歯科医にもよりますが、1回5-15万とかなり効果であることも挙げられます。

今後、普及するにつれて価格は下がるでしょうが、まだまだ高価な治療といわざるをえません。

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