部分的なクラウンによる修復
中には、インレーにしては行き過ぎている、でも支柱を立てるほどでもない、という症例があります。
そんなときによく見られるのが、部分的なクラウンによる修復です。
7/8、4/5、3/4、ハーフ、細かく分かれている
う蝕の範囲によって削る部分も異なってきます。
その範囲にあわせて、こうした様々な大きさのクラウンが存在しています。
まだこうしたクラウンを使用する限りは、歯根はのこっていますし、神経もインタクト(無事)であることが多いでしょう。
ですから、支柱は立てずに被せるのみで行っていきます。
インレーと同様に金属の影響がある
近年話題となっているうつ病をはじめとする精神疾患の話もしましたが、やはり金属のクラウンは、このリスクが高いといえるでしょう。
もちろん、影響を及ぼさない金属を使用している歯科もあります。
気になった場合には、ドクターに尋ねるとよいでしょう。
もし、精神科で疑われた場合には、診断書を持って行きましょう。
医療保険内で安全な物質に交換ができます。
セラミックは保険外、レジンという手も
やはり一番良いのはセラミックといえるでしょう。
ただ、こうした複雑な形に合致するセラミックというのが、なかなか効果であるのも現状です。
金属も耐久性だけ見ればかなり良いものですが、審美的、疾患的にはあまりよくないかもしれません。
ここで記しておきたいのが、現在発達しているレジン(CR)の存在です。
空いた部分をレジンで構築することが可能となってきました。
レジンであれば保険の範囲内ですし、できるだけ色調も保てるでしょう。
金属には劣りますが、強度も申し分なくなって来ており、非常に好ましいといえるでしょう。